須田家住宅

マーカーは須田家住宅です。

須田家住宅
[須田家住宅は、屋号を「松葉屋」といい、明治 30 年代まで醤油の製造販売を営んでいた旧家になります。この付近は、かつて西国街道と愛宕道、丹波道の分岐点になり、江戸時代元和 2 年( 1616 )に作成されたこの地域の家並みを記した古文書にも「松葉屋」の名が記載されていることから、少なくとも江戸初期から 400 年以上もの歴史がある旧家ということになります。そして、江戸時代の街道筋の貴重な建物(特に主屋の南棟は 17 世紀末の建立)ということで、昭和 62 年( 1987 )に、京都府の指定文化財(建造物)に指定されています。須田家住宅は、一見すると新しく改築された建物のようにきれいですが、これは、平成 3 年( 1991 )から 7 年をかけて修復されたからです。普段は非公開ですが、年二回ほど申込制による特別公開が行われています。
尚、西国街道は、京都東寺口を起点として、この向日町を経て高槻茨木大阪府)を経由してから伊丹西宮兵庫県)に抜ける旧街道で、京から西国に向かう主要幹線道路でした。また、丹波道(旧山陰道)は、京の丹波口(七条口)を起点として、桂川を越えて樫原・大江(京都市西京区)を経て丹波亀山(京都府亀岡市)に続いていました。そして、丹波道は、樫原(京都市西京区)で物集女街道と呼ばれる道筋に分かれ、この街道は南下して、向日市物集女町を経て寺戸町で西国街道に接続していました。さらに、江戸時代の京都で「伊勢に七度、熊野に三度、愛宕様には月参り」と歌われたように、火伏の神として有名な愛宕山山頂の愛宕神社(京都市右京区)へと続く京及び周辺からの幾つかの参詣道があり、向日神社周辺にも、この参詣道の名残の愛宕灯篭が今も残っていて、当時の街道筋の歴史を伝えています。そして、現在、須田家住宅の前には、「右西国街道 中あたごみち 左たんばみち」の新しい道標が建てられています。  (「向日市寺戸の文化財住宅(須田家住宅)」より)]

カメラ北西方向が須田家住宅で、左角に新しい道標が設置されている。

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