絵地図初期設定画面に「下部田村(津市栄町)」と記述され、絵地図右街道内に大部田村(津市上浜町)・下部田村境界を示す赤丸印が描かれ、そこの右横断水路左に大部田村高札場、水路上方向に小丹神社が描かれ、絵地図を右にスクロールすると「大部田村」と記述、その右下に深正寺、下方向に光蓮寺が描かれ、そこの右方向T字路が伊勢街道と伊勢別街道の合流点になります。
絵地図初期設定画面下に「津」と記述されています。その上が津観音寺で、中央右端に安濃川板橋(搭世村・津宿境界)が描かれ、絵地図を右にスクロールすると「搭世村」と記述され、街道上に塔世山 四天王寺が描かれ、右端に「下部田村」と記述されています。
「伊勢参宮名所図会. 巻之1-5,附録 / [蔀関月] [画]」 – 「塔世山 四天王寺 3巻 16p」
[聖徳太子にゆかりの深い四天王寺は、曹洞宗の中本山で、津では最も古い寺です。中世末には一時衰えますが、 藤堂高虎と、その子の高次によって復興しました。聖徳太子像、薬師如来像、織田信長の生母・花屋寿栄尼の墓なども あります。
現在も残る山門の右手に「ばせをつか」(芭蕉塚)も描かれています。当時の境内は現在よりもずっと広く、 太子堂、弁天、天神などの諸社があったことも分かります。
四天王寺を過ぎて塔世川に掛かります。江戸初期には軍事的な目的で架橋されませんでしたが、この時期に 架けられていた橋の様子も見ることができます。 (「旅資料に描かれた津のまち – 三重大学図書館」より)]
「恵日山 観音寺 3巻 17p」
[津の一番の名所は、津観音(恵日山観音寺)でした。ここでは2月朔日の「鬼おさえの祭」の場面が描かれています。 絵の左端上部に「国府あみだ」(国府阿弥陀)と記された建物が見えます。元々鈴鹿郡国府村無量寿寺にあった阿弥陀仏を、 織田信包がこの地に移したものです(現在は観音寺本堂内に安置)。江戸時代には、伊勢神宮内宮で祀る天照大神の本地仏と 喧伝され、伊勢参宮と合わせて参拝することが流行し、「阿弥陀掛けねば片参り」と言われるほどでした。 (「旅資料に描かれた津のまち – 三重大学図書館」より)]
絵地図初期設定画面左上に「岩田(津市岩田)」と記述され、右方向街道上に円通寺、佛眼寺、そこの右下に岩田川岩田橋(津宿・岩田村境界)が描かれ、絵地図を右にスクロールすると「津」と記述、その右上が津観音寺、そこの左方向街道下に津宿高札場、その上方向に津城が描かれています。
絵地図初期設定画面街道の下道に津八幡宮、結城神社が描かれ、絵地図を右にスクロールすると鍵の手角右に閻魔堂が描かれ、右上鍵の手角上に「岩田」と記述されています。この付近の海岸は阿漕浦と言われています。
[貧しい漁師の平治が病床の母のためにやがらという魚を獲ったのは、漁が禁止されている阿漕浦でした。海に沈められた平治の悲しいお話は、「阿漕」という能にもなっています。 (「津市 阿漕平治」より)]
「阿漕浦 3巻 18p」
[阿漕浦は古代・中世には伊勢神宮への献上物(贄)を獲る漁場として、一般の民衆の漁が禁じられていました。 しかし、平治という漁師は、病気の母のために密かに「やがら」という魚を獲り、処罰されてしまいます。この逸話は謡曲や 浄瑠璃の題材となり、広く知られるようになりました。この挿絵は平治が捕らえられる場面を推測して描いていますが、 現在に残る海岸線の松林の様子も見て取れます。 (「旅資料に描かれた津のまち – 三重大学図書館」より)]
絵地図初期設定画面に「藤方村(津市藤方)」と記述、その左上、水路下に西福寺、そこの街道上方向に円光寺、円光寺の右上に加良比乃神社が描かれています。絵地図右に「垂水村(津市垂水)」と記述され、そこの左下に金剛寺、左方向鍵の手上に須賀神社が描かれています。
絵地図初期設定画面に「小森村」と記述され、そこの左上方向に延命寺、右上方向鳥居列が高茶屋神社、そこの右街道に天神川板橋が描かれ、そこの右方向街道内に上野村・小森村境界を示す赤丸印が描かれ、絵地図を右にスクロールすると「上野村」と記述、その右上に宇氣比神社、その右に相川板橋[藤方村・上野村(津市高茶屋2丁目)境界]が描かれ、そこの右に「藤方村」と記述されています。
[町村制の施行により、小森村と小森上野村が高茶屋村となり、小森と小森上野の2つの大字を設置した。 (wikipedia・高茶屋#高茶屋の誕生より)]
絵地図初期設定画面に「池田村(津市高茶屋小森町)」と記述、絵地図を右にスクロールすると「小森村」と記述されています。小森村の南側に雲出川が流れ、川口に香良洲があり地名の由来となる香良洲神社(からすじんじゃ)があります。
「伊勢参宮名所図会. 巻之1-5,附録 / [蔀関月] [画]」 – 「香良洲御前社 3巻 20p」
[伊勢神宮皇大神宮(内宮)の祭神・天照大御神の妹神とされる稚日女命(わかひるめのみこと、天稚日女命とも)を祀る。このため「お伊勢詣りをして加良須に詣らぬは片参宮」と言われ、年中参拝者が絶えなかったという。 (wikipedia・香良洲神社より)]
伊勢路見取図絵図(伊勢街道・津市(町屋村)) 伊勢路見取図絵図(伊勢別街道・津市(中野村)) 伊勢路見取図絵図(伊勢街道・松阪市(小津村))