東海道絵図(鞠子宿)

鞠子宿(まりこしゅく、まりこじゅく)は、東海道五十三次の20番目の宿場である。丸子宿とも書く。現在の静岡県静岡市駿河区丸子で、最寄り駅は東海道線安倍川駅
東海道中でもっとも小さい宿場で、天保14年(1843年)の記録によると、家の数は211軒、旅籠は24軒であったという。東海道伝馬制の制定により、丸子が宿場町となったのは、関ヶ原の戦いの翌年の慶長6年(1601年)で、江戸から数えて20番目の宿場町であった。
となりの岡部宿藤枝市)との間の宇津ノ谷(静岡市駿河区)には昔の街並が、付近には源氏今川氏徳川氏ゆかりの史跡が残る。丸子川の丸子橋近くには、高札場の跡があり、宿場町に現存する高札のレプリカが立っている。
名物はとろろ汁である。広重の鞠子宿の浮世絵はクロード・モネの連作「積みわら」に構図やグラデーションの使い方など影響を与えた。また、松尾芭蕉も「梅若葉丸子の宿のとろろ汁」という句を詠んでいる(「猿蓑」)ほか、十返舎一九は『東海道中膝栗毛』の丸子のシーンでとろろ汁を作中に取り入れている。  (wikipedia・鞠子宿より)

東海道絵図は「国立国会図書館デジタルコレクション – 東海道絵図」 – 「東海道絵図. 巻第五 江尻ヨリ金屋マデ」よりダウンロードして利用しています。

元図「コマ番号 5/9」リンク

絵地図左図左下に「丸子 札辻」と記述され、丸子川(丸子橋)が描かれています。右図上に「丸子 札辻」と記述され、中央右に「一里塚 江戸から四十四里 京から七十六里」と丸子一里塚が表示され、絵地図を右にスクロールすると「さわたり(佐渡村・静岡市駿河区丸子1丁目)」、「禅宗 せんせうじ(泉秀寺)」と記述されています。

元図「コマ番号 5/10」リンク

絵地図をスクロールすると「あかめ川(赤目ヶ谷)」、「二間や(二軒屋)」、「本志ゆく(元宿)」と記述され、右端に丸子川(丸子橋)が描かれています。

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