妙法寺

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妙法寺
[杉田に古くからあるお寺です。江戸時代、梅の名所として広く知られた杉田梅林。その中心として観梅客でにぎわった妙法寺は、梅林の生みの親・間宮信繁菩提寺でもあります。早春には、名木・照水梅(しだれ梅)をはじめとする50本余りの梅の木が咲き、今も訪れる人々を楽しませてくれます。  (「見どころ紹介 妙法寺 | 横浜市 磯子区 ホームページ」より)]

杉田梅林
[杉田梅林(すぎたばいりん)は、神奈川県横浜市磯子区杉田近辺にあった梅の名所である。安土桃山時代に、領主によって住民に梅の木の植樹を奨励したのが始まりで、江戸時代から明治にかけては観光地としてにぎわった。塩害や老樹化、宅地化により現在ではわずかに名残をとどめる程度であるが、再び杉田梅を増やそうとする動きもある。
杉田梅林の観梅の中心は妙法寺で、照水梅、養老梅、双竜梅などの名木や古木があった。江戸からの観光客は、東海道程ヶ谷宿から分かれる金沢道を通り、森または栗木を回って杉田梅林を訪れた。金沢八景の景勝地と合わせて観光を楽しんだ人も多かったようである。八幡橋や東橋からの乗合船も良く利用された。当時は屏風浦は断崖で、海沿いの道は整備されていなかったのである。妙法寺近くや妙観寺山(杉田八幡宮裏手の山)などには数件の茶屋が開かれ、ゆで卵やアサリ、酒などが販売されていた。文化年間に荒井源左衛門が考案した、梅の花びらの塩漬けをご飯に炊き込んだ「梅花飯」は名物になった。土産物としては梅干しや梅びしお、甘露梅などが売られていた。
1884年(明治17年)3月19日、観梅で妙法寺を訪れた英照皇太后昭憲皇太后は、珠簾梅を「照水梅」と改名した。1886年(明治19年)3月21日に再び訪れた際には別の古木を「珠簾梅」と名づけ、その名が復活した。
明治の中頃になると、塩害や樹の老衰により梅林は衰えを見せ始め、地元の人々の手により再興が試みられた。1895年(明治28年)、妙法寺の住職が中心とした杉田保勝会が樹木の保護や復旧を行った。1911年(明治44年)3月からは芦名金之助らにより梅の木の保存・移植や観梅客のための道路整備が行われた。1913年(大正2年)には、妙法寺から妙観寺山にかけて杉田公園として整備された。1953年、屏風ヶ浦広報委員会は妙法寺境内の300本の梅の木を中心に再興を試みたが、時代の要請は宅地造成優先に代わっていった。
妙法寺の山門前には、現在も当時の梅の木が植わっており、境内には「照水梅」の2代目の木が残る。1880年(明治13年)に、神奈川県小田原市の穂坂銀太郎により五良左衛門の苗木が持ち込まれたことから、曽我梅林では杉田梅と呼び現在でも栽培されている。妙法寺裏手の山では曽我梅林から運んだ杉田梅の枝を接ぎ木し、100本が植えられた。ある程度育ったら、境内に植え替える計画である。杉田梅を使って住民が作った梅干しや梅酢は、らびすた新杉田などの店舗で販売されている。  (wikipedia・杉田梅林より)]

江戸名所図会. 巻之1-7 / 斎藤長秋 編輯 ; 長谷川雪旦 画図 」・「杉田村梅園」(6-20)、「杉田村海鼠製」(6-21)
杉田村梅園(拡大図)

杉田村海鼠製(拡大図)

[この図は当時の加工法を知るためにいろいろな情報を提供してくれる。鉄の大鍋でナマコを茹で、庭先には、樽にいれたナマコを下処理か、ボイル後の処理をしている作業をしている男たちがいて、その前では莚を広げて天日乾燥させている。左下端に半月型の弓のようなものが2つ柵のような杭に結わえ付けられている。カラスかなにかの鳥が干し海鼠をねらって盗みに来ることを防ぐ防鳥用威嚇具かもしれない。右下端には、旅装束の男が3人いて、1人は買いつけた品物を肩にかけて運んでいる格好をしている。1人は頭巾をかぶっていることから想像をして、商家のご隠居さんが芭蕉のような旅をしている途中の漁村風景取材でもしているのかもしれない。
 現在の関内から根岸、金沢八景までは埋め立てられてしまったため、江戸時代の海岸線や漁村の様子をしるとても貴重な図である。
 東海道の幹線は、この当時神奈川台町から山側に旧海岸線とは離れて内陸から戸塚の山道となっているから、杉田の漁村までいくには、けっこうたいへんだったはずである。が、名所案内図として描かれるほどに、商売人に加えて、旅人も海の景色を楽しみに弘明寺や金沢八景の途中に立ち寄ったのだろう。いろいろなことを想像させるいい漁村図である。  (「横浜のナマコ – MANAしんぶんHOME」より)]

牛頭山妙法寺 – Google Map 画像リンク

カメラ北西方向が妙法寺山門です。