[第二京浜国道(国道1号線)から、西馬込一丁目4番と19番の間の道を西へ入り、しばらくすると折れ曲がり勾配も変化する坂道が現れます。この坂道が二本木(にほんぎ)坂です。この付近一帯は、馬込村小字(しょうあざ)二本木と呼ばれていましたが、坂名はその地名に由来するのだろうと思われます。この坂道は、八幡神社の南の南坂からここを通り、旧池上村の根方(ねがた:仲池上一丁目付近)に通じた古い道です。付近の新幹線にかかる橋は、二本木橋と名づけられました。 (「大田区ホームページ:二本木坂」より)]
[【標識(大田区設置)の説明】
この坂道は、馬込の八幡神社付近の南坂を通り、旧池上村根方方面に向かう古い道である。坂名は、旧馬込村の小字二本木に由来する。 (「大田区の坂(4)~仲池上・馬込・大森方面」より)]
「国立公文書館デジタルアーカイブ – 江戸御場絵図」[江戸御場絵図表示は南北逆になっていますので、反転表示すると見やすくなります。反転表示した絵図四つ切右下・「馬込」の右上方向に、長遠寺、八幡社(馬込八幡神社)が描かれています。八幡社の左の道、下方向が南坂で、その坂下(現在の第二京浜)を右方向に進むと二本木坂があります。)
「今昔マップ on the web:時系列地形図閲覧サイト|埼玉大学教育学部 谷 謙二(人文地理学研究室) – 首都圏編」で明治期以降の新旧の地形図を切り替えながら表示することができます。1896~1909年地図・「馬込村」右の「卍」が長遠寺、鳥居が馬込八幡神社になります。そこの下方向の道が南坂で、その下道路による囲い地左方向が二本木坂になります。
マーカーは二本木坂の坂上です。
二本木坂上・カメラ南東方向が二本木坂で、坂左に標識があります。
二本木坂下・カメラ西北西方向が二本木坂で、坂左に標柱があります。