観音坂

[馬頭観世音
 恵比寿南3丁目9番7号
 このお堂に、馬頭観世音菩薩がおまつりしてあります。縁起によると、享保4(1719)年。このあたりに悪病が流行し、これを心配した与右衛門という人が馬頭観音に祈って悪病を退散させました。その御礼に石で観音をつくり、祐天寺の祐海上人に加持祈禱を願い、原(当時、このあたりを原といった)の中程に安置した、と伝えています。そして村の人は毎年二回、百万遍念佛を唱え祈願したので、その後、このあたりに悪病は流行せず、住民は幸福に暮らしたとのことです。この道は目黒麻布を経て江戸市内に入る最短の道で、急な別所坂をおりると目黒川が流れ、すぐ近くに正覚寺があります。別所坂上には、庚申塔(六基)と、歌川広重江戸名所百景に画いた「目黒新富士」などの旧跡があり、昔の主要道路であったことがわかります。渋谷区教育委員会 「標識の説明」]

国立国会図書館デジタルコレクション – 御府内場末往還其外沿革圖書. [4]拾六中」(コマ番号2/5・絵図四つ切左下、別所坂の上に新富士が描かれています。その上方向、中山勘右エ門抱屋敷上角が観音坂の坂下で、新富士方向に上る坂です。)

マーカーは観音坂の坂上です。

観音坂上・カメラ北北東方向が観音坂です。

カメラ北北西方向に馬頭観世音があります。

観音坂下・カメラ西南西方向が観音坂です。

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