[正覚寺から目黒区立中目黒小学校と目黒区総合庁舎の間を通り、祐天寺に上る坂道がけこぼ坂である。同坂道は祐天寺道の一部であり、古くは下渋谷から別所坂を下り、さいかち橋で目黒川を渡り、この坂道を通って祐天寺前から碑文谷に至る交通の要衝であった。そのため古くから何回となく急な箇所を切り取る工事を繰り返し、同坂の距離はかなり長くなり、頂上部の勾配も緩やかなものになった。道路面の変化は、両側の土手の法面にも変化を与え、高い法面は崩れやすく、赤土のかたまりがざらざらこぼれ、道幅を狭めていたことさえあったという。この状態を古い目黒の方言でけこぼと称し、名前の由来になったという。けこぼ坂は駒沢通りとなり、現在も主要な交通路である。 (「けこぼ坂 目黒区」より)]
[この道は昔の祐天寺道で祐天寺を経て碑文谷衾に目黒の主要道路であった。かつてこのあたりは急坂であったため斜面を切り開く切通しの工事が何回となく繰り返された。その結果道の両側の土手はますます高くなり風雨にさらされた土手からは赤土のかたまりがざらざらこぼれおちた。この状態を目黒の古い方言で「けこぼ」といい、土地の人々はこの坂を「けこぼ坂」と呼んでいた。
設置者: 東京都
設置日: 昭和59年3月 (「けこぼ坂(目黒区上目黒中目黒方面) 」より)]
「国立公文書館デジタルアーカイブ – 江戸御場絵図」(江戸御場絵図表示は南北逆になっていますので、反転表示すると見やすくなります。反転表示した絵図四つ切右上、中目黒上に正覚寺が描かれています。そこから祐天寺方向に上る坂がけこば坂になります。)
マーカーはけこば坂の坂上です。
けこば坂上・カメラ北東方向がけこば坂です。
カメラ西方向にけこば坂の標識があります。
けこば坂下・カメラ南西方向がけこば坂です。また、カメラ南南東方向が正覚寺です。