[山手通りを中目黒駅から大鳥交差点に向かい、目黒警察署の先を左折すると、旧目黒村の小字名にちなんで、目黒川にかかる中里橋がある。橋を渡ると、こう配のゆるやかな長い坂道が、かつての海軍技術研究所に沿って続く。坂の中程にあるバス停に「茶屋坂」とあるが、この道は、右手奥の、3代将軍徳川家光にまつわる「茶屋坂」に対して、昭和3年に開かれたずい道で、「新茶屋坂」と呼ばれる。坂の途中にあるトンネル上には、昭和49年に廃止されるまで、三田用水が延々300余年にわたって流れ続いていた。トンネルをくぐる辺りから、坂上にかけて左手に、うっそうと生い茂る松林は、江戸時代の目黒の姿を物語るかのように、当時の面影をしのばせていたが、ずい道は撤去され、町並みは変ってしまった。 (「新茶屋坂 目黒区 」より)]
下地図は荏原郡目黒村全図 (東京市15区近傍34町村番地界入 19)の写しですが、茶屋坂の左に新茶屋坂が開かれ、三田用水下が隧道になり、新茶屋坂となります。
マーカーは新茶屋坂の坂上です。
新茶屋坂上・カメラ南西方向が新茶屋坂です。
茶屋坂隧道跡の案内板前のカメラです。
新茶屋坂下・カメラ北東方向が新茶屋坂です。