[瀬田夕日坂の坂上の道を南へ歩いて行くと、 右側に行善寺があります。 寺の門前に世田谷区教育委員会の説明があります。
『 獅子山西光院 行善寺 (浄土宗)
本寺の開基は長崎伊予守重光(法名・行善)、開山は法蓮社印與上人伝光和尚であり、永禄年間(1558~1569)に建立された。本尊は阿弥陀如来で、寺宝には玉川出現楠薬師があった。
この地は展望にめぐまれ、江戸時代から玉川八景として有名であり、将軍も遊覧の折、しばしば立ち寄った。
二子渡舟 太田子徳 *
玉くしけ二子のわたり明けぬやと 見しや鵜舟の篝也(かがりなり)けり
昭和50年2月 世田谷区教育委員会
*太田子徳(不明~1861) 名は佐一良、国学者本間遊清のもとで国学和歌を学び、農作業のかたわら文学に親しんだと言われている。』
門前の道は、 ここから南方向へ丸子川に架かる調布橋に向けて、途中曲折しながら下っています。 坂道は長く、 それなりに高低差もあります。世田谷区は、 昭和59年10月に行善寺とこの坂道(行善寺坂)を 世田谷百選の一つとして選定しています。 (「行善寺坂 」より)]
「国立公文書館デジタルアーカイブ – 江戸御場絵図」[江戸御場絵図表示は南北逆になっていますので、反転表示すると見やすくなります。反転表示した絵図四つ切左下「瀬田」の左上方向に行善寺が描かれています。行善寺の前の相州往還が行善寺坂になります。]
マーカーは行善寺坂の坂上です。
行善寺坂上・カメラ南方向が行善寺坂で、カメラ方向右が行善寺山門で、碑と門柱の間に「世田谷百景 瀬田の行善寺と行善寺坂」の案内板があります。
行善寺坂中・カメラ南南西方向が行善寺坂で、坂左側の接続は行火坂です。
行善寺坂下・カメラ北方向が行善寺坂です。