[ 新坂(外記坂)
区内には、新坂と呼ばれる坂が六つある。『東京案内』に、「壱岐坂の北にありて小石川春日町に下るを新坂といふ」とある。『江戸切絵図』(嘉永6年尾張屋 清七坂)いよると、坂上北側に内藤外記という旗本の大きな屋敷があり、ゲキサカとある。新坂というが、江戸時代からあった古い坂である。
この坂の一帯は、もと御弓町、その後、弓町と呼ばれ、慶長・元和の頃(1600年ごろ)御弓町の与力同心六組の屋敷がおかれ、的場で弓の稽古が行われた。明治の頃、石川啄木、斎藤緑雨、内藤鳴雪などの文人が住んだ。
-郷土愛をはぐくむ 文化財-
東京都文京区教育委員会 昭和63年3月 (「新坂(外記坂) – Monumento(モニュメント)」より)]
「東京都立図書館 – 谷中本郷駒込小石川辺絵図」(絵図四つ切左上・水戸殿下にけキサカと描かれ、その右下に内藤外記が描かれています。)
マーカーは新坂(外記坂)の坂下です。
新坂(外記坂)上・カメラ西方向階段が新坂(外記坂)です。
新坂(外記坂)下・カメラ東北東方向階段が新坂(外記坂)です。